人気コミックのシーンを体験できる!?「大山ダム」

2021/09/26

# 日田市

■巨人がダムの向こうから!?
日田市大山町は人気漫画「進撃の巨人」の作者・諫山創先生の故郷。そのため日田市内では「進撃の巨人」にまつわるスポットがたくさんあります。今回ご紹介するのはそのうちの一つ、漫画の世界を実際に体験できると話題の「大山ダム」をご紹介します。

 

大山ダム外観

 

「大山ダム」は、筑後川水系赤石川上流に位置しています。
筑後川は流域面積が2860km、熊本、大分、福岡、佐賀県の4県にまたがる九州第一の河川です。そのため地域に大きな潤いを与える一方で、一度豪雨に見舞われると地域に大きな被害をもたらす存在でもありました。


大山ダム(筑後川)

 

そこで筑後川水系のダム群と連携して洪水被害の軽減を図るために平成25年に建設されたのが「大山ダム」です。

また、それだけでなく下流河川の良好な環境を維持し、取水を安定させること、河川環境の保全、水道用水としての機能も果たしています。

重力式コンクリートダムという型式で造られた「大山ダム」ですが、ダム湖にためることができる水の量は1800万立方メートル。なかなかピンとこないかと思いますが、25mプールにすると、およそ4万個分の水を貯めることができ、面積は0.6平方メートル、サッカー場84面分の広さを持つダムです。



大山ダム外観

 

ダムの特徴としては、一般的にダムの頂上などには水を放流するための装置(ゲート)が付いていますが、「大山ダム」はゲートがなく、ダムに穴が開いているゲートレスダムとなっています。
「大山ダム」は流域面積が小さいため、降雨があればすぐにダムに増水した水が流入します。そのため素早く確実に洪水調整をするため、ゲート操作をなくした自然調節方式という仕組みを採用しているのだとか。
小さなダムではよく見受けられるそうです。


大山ダム(外観)

 

さらに「大山ダム」では、94mの高さから毎秒0.8立方メートル以上の水を下流に流しています。その高低差を利用して発電。できた電気はダム管理に利用し、余った電気は売電されています。

■巨人がダムの向こうから!?
さてここまでは「大山ダム」の特徴や成り立ちについて紹介しましたが、なぜここが「進撃の巨人」にまつわるスポットとなっているかというと、ダムのそばは一部が公園施設として整備されており、ここに「進撃の巨人」主人公のエレン、ミカサ、アルミンの少年期の等身大の銅像が設置されているのです。

 

大山ダム(進撃の巨人)

 

そして彼らが表現しているのが、コミック第一巻の衝撃的なシーン。
高さ94mのダムを、人と巨人がはびこる世界とを隔てる壁(ウォール・マリア)に見立て、初めて巨人が襲ってきたシーンを再現しています。

 

大山ダム(進撃の巨人像)

 

そのため3人は恐怖に怯えている表情に。

さらに日田市の地方創生まちおこしプロジェクトにより、「進撃の巨人 in HITA」のアプリを利用してダムの壁面にかざすとA Rで超大型巨人が出現するという仕組みも!

ぜひ主人公たちが感じた巨人への恐怖を追体験して見てください。

 

大山ダム(進撃の巨人像)

 

また「大山ダム」には光のパワースポットがあるとも言われています。
それは冬季の日没近く限定に見ることができる光景で、ダムの「穴」である常用洪水吐を抜けて太陽光がさすことで幻想的な瞬間になるのだとか!
運が良ければ越流する水と光とを一緒に見ることもできるそうです。

 

■大山ダム
所:日田市大山町西大山2991

 


 

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