【べっぷ地獄めぐり】珍しい生き物が暮らす「鬼山地獄」「白池地獄」編

2021/10/03

# 別府市

■迫力満点の大きなワニが迎える「鬼山地獄」
「べっぷ地獄めぐり」の中でもユニークな施設が「鬼山地獄」。ここは別名「ワニ地獄」とも呼ばれており、熱帯地域に生息するワニたちが生息しています。

なぜ別府でワニなのか、その理由は温泉の熱にありました。

 

 

別府地獄観光が活性化した1921年頃、他の施設との差別化を図り、より観光客に楽しんでもらえる場所を作ろうと考えていた、創業者の宇都宮則綱氏。
宇都宮氏は「鬼山地獄」が持つ約99.1度の温泉熱を活かして、「ワニ園」を考案しました。
早速大阪からワニを輸送し、1923年(大正12年)、地名に由来した「鬼山地獄」と名付けた施設で、日本で初めての温泉熱を利用したワニの飼育をスタート。

 

 

当初はアリゲータ種のワニ20匹の飼育からスタートしたそうですが、現在はアリゲータ種に加え、シンガポールからクロコダイル種のワニなど約80頭が暮らしています。

またワニだけでなく、敷地内にあるマレーシアの伝統家屋を再現した建物の中も必見。

 

 

目玉でもある飼育ワニでは長寿大きさともに世界一と言われるボルネオ産のクロコダイル種「イチロウ」を見ることができます。1886年(昭和61年)に漫画家の富永一郎氏が来園された際に名付けたワニで、平成8年、73才で亡くなっていますが、その剥製が展示されています。

 

 

また絶滅危惧種に指定されている世界的に貴重なワニ(ガビアル)の骨格標本、さらに鬼山地獄の歴史などがパネル展示されているので、
ぜひ覗いて見てください。

 

 

さらに「鬼山地獄」では餌やりのパフォーマンスも行われています。
普段はのんびり過ごしているワニたちが餌に豪快に食らいつく姿は迫力満点。
毎週水曜と土日に行われています。
(2021年8月現在、不定期の実施となっているので、見たい方は問い合わせをしてお出かけください)。

 

■ハート型の地獄に巨大魚!? 「白池地獄」
続いて「鬼山地獄」から歩いて1分の場所にある「白池地獄」。
ここは地獄とは思えないほど、落ち着いた雰囲気。まるで和風庭園のような「白池地獄」は、エメラルドグリーンのような美しい色をした池があります。
この池の温度は約95度。
噴出時には透明な湯が池に落ちた際、温度と圧力の低下により青白く変化するため、このような色になると言われています。

 

 

さらにこの池、少し離れた所から見てみると・・・
わかりますか?この形。

 

 

そう、ハート型になっているんです!
地獄なのに可愛い雰囲気ですよね!

さて、そんな可愛らしい「白池地獄」ですが、実は人食い魚が飼育されているんです。
温泉熱を利用した「熱帯魚館」には、アマゾンに生息する巨大魚ピラルクや、人食い魚として知られるピラニア、アフリカの恐竜魚と言われる古代魚、エンドリケリー・エンドリケリー、別名ブタバナガメと言われる絶滅危惧種のスッポンモドキなど珍しい熱帯魚を見ることができます。

 

 

こちらはスッポンモドキ。名前の通り、ブタ鼻がなんだか愛らしいですよね。

 

 

大きくなれば体長が最大4メートルにもなるというピラルクもこんなにたくさん飼育されていました!

 

 

施設内には県指定重要文化財や、郷土美術が展示されている「二豊南画堂」もあるので、こちらも訪れて見てください。

 

■鬼山地獄
所:別府市鉄輪625
T E L:0977-67-1500
営:8:00〜17:00

■白池地獄
所:別府市鉄輪278
T E L:0977-67-1500
営:8:00〜17:00

 


 

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