日本最大級の磨崖仏と美しい紫陽花が魅力のお寺「普光寺」

2021/04/11

# 豊後大野市

■梅雨にこそ訪れるべきお寺

 

21041100.jpg

豊後大野市朝地町にある「普光寺」。日本最大級の磨崖仏があることで有名なお寺ですが、訪れるならば、しとしとと雨が降り続く梅雨が一番良いと言われています。その理由は、敷地内に咲く約3000株もの色とりどりの紫陽花が迎えてくれるから。別名「あじさい寺」としても親しまれている「普光寺」をご紹介します!

 

■鎌倉時代に生まれた日本最大級の磨崖仏

高野山真言宗のお寺「普光寺」が誕生したのは583年のこと。「普光寺築紫尾寺(ちくおうじ)」という名前で建立されましたが、その名前が「ちくしょう」とも聞こえてしまうことから「普光寺」だけの名称に変わったというエピソードも残されています。

21041102.jpg

そんな「普光寺」の宝が、約800年前の鎌倉時代に彫られたと言われている、県指定の有形文化財にも指定されている磨崖仏。

境内から谷を越えた先の対岸を見ると、12万年前の阿蘇火山の火砕流でできた溶結凝灰岩に岸壁に高さ11.3m、磨崖仏としては日本最大級の不動明王、左右に従えている二童子、そしてまたその奥にある岩窟に4体と護摩堂に1体、それぞれ1mほどの磨崖仏が彫られています。

21041103.jpg

また境内から護摩堂までの道は歩道が整備されているので、すぐそばからその迫力を眺めることができるのも「普光寺」の魅力の一つ。真下から、斜めから、対岸から、いろんな角度からじっくり見ると顔の表情が異なって見えるのも面白いですよ。

21041104.jpg

不動明王といえば、険しい表情をしている姿が一般的。しかし「普光寺」の不動明王は800年の歴史を経て、かなり痛みも激しくなっているからか、穏やかな表情にも見てとれます。

21041105.jpg

さらに不動明王の奥に進むと、岩窟があり、岩窟の前には舞台が設けられています。ここからは磨崖仏と同じ目線で7万平米もの広大な敷地を眺めることができます。豊かな自然にあふれる境内で心身を整えながら、静かな時を過ごすのも良いですよ。

 

■毎年開催される「あじさい祭り」

磨崖仏と同様に「普光寺」のメインとなっているのが、紫陽花。

毎年6月中旬〜7月になると「普光寺」へと向かう道から寺の敷地内に至るまで紫陽花が咲き誇り、美しい「紫陽花ロード」に。「紫陽花を辿れば普光寺に着く」とも言われているので、紫陽花をたよりにお寺まで向かってみてくださいね。

21041106.jpg

「普光寺」の敷地に到着すると、迎えてくれるのは青や紫、ピンクなどの色とりどりの紫陽花。広大な敷地に満開に咲いています。

 

「普光寺」が紫陽花の名所となったのは約40年ほど前のこと。元々段々の田んぼだった場所を、とある檀家さんからのアイデアによって紫陽花の花を植えるようになったのだとか。

途中、手入れができなくなり、荒れてしまったこともあったそうですが、檀家さんや地域のボランティアの方々の手を借り、毎年美しい花が咲くようになっているのだそうです。

21041107.jpg

 

そんな鮮やかな紫陽花を多くの人に楽しんでもらいたいと「普光寺」では毎年「あじさい祭り」を開催しています。

コンサートが開かれたり、だんご汁などが振舞われたりと色々な催しがありますのでお楽しみに。

お祭りの日程やまた開花状況は豊後大野市のホームページなどにも掲載されますので、チェックしてみてください。

21041108.jpg

■普光寺

所:豊後大野市朝地町上尾塚1225

 


 

大分県の大分市や別府市周辺で賃貸物件をお探しの方、大分県の不動産会社 別大興産までお気軽にご相談ください!

 

▼賃貸物件(アパート・マンション・一戸建て)をエリアから探す

大分市 別府市 臼杵市 杵築市 由布市 国東市 速見郡日出町

 

▼他の種別の賃貸物件を探す

駐車場 貸土地 事業用店舗・事務所 倉庫・トランクルーム