日本で3番目に建った高層タワー「別府タワー」

2021/03/07

# 別府市

レトロ感が魅力、タワー6兄弟の三男坊!

 

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国道10号線沿いに建つレトロ感満載な建物が「別府タワー」。

別府の山と海の間に建つ小さなタワーは、別府のランドマークとして50年以上、変わりゆく泉都の歴史を見守ってきました。

 

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別府タワーが完成したのは1957年5月。「別府温泉観光産業大博覧会」の目玉施設として建設が構想され、別府市と観光業界有志とが連携して作られた「別府観光開発株式会社」が2億8000万円もの予算を投じて建設しました。

しかしながら、資金繰りの関係で工事が遅れ、完成は博覧会に間に合わなかったのだとか・・・。

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完成時は従業員募集に数千人もの希望者が訪れ、当時の駅前通りまで列をなしたり、修学旅行シーズンにはタワー内のレストランで1日4000食を出すなど、年間90万人もの利用客で賑わっていたそう!

別府を代表する観光スポットだったんですね!

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設計したのは、東京タワーを手掛けたことで知られる、内藤多仲(たちゅう)さん。早稲田大学の教授で建設構造技術者であり建築構造学者でもある内藤さんは、戦後に鉄骨構造の電波塔・観光塔の設計を数多く手がけました。

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内藤さんが手がけたものは、1954年の名古屋テレビ塔に始まり、1956年の通天閣、そして1957年に別府タワーとさっぽろテレビ塔、1958年に東京タワー、1964年には博多ポートタワー。

名だたるタワー建築物を生み出してきた「塔博士」なんです。

 

この6つのタワーは「タワー6兄弟」と呼ばれ、別府タワーは三番目であることから三男坊として愛され続けています。

 

■山と海、360度別府の美しい風景を一望

地上90メートルの別府タワーは日本一の高さを誇るスカイツリー(634m)に比べるととても可愛らしい建物ですが、地上55mの展望台からは別府市や大分市、また天気が良い時には四国までも見渡せる大パノラマが魅力。

 

劣化により展望台の窓は汚れやひび割れが気になるところですが・・・、ここから見える景色の美しさは変わらず。

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ノスタルジックな気分に浸りながら、別府の景色を一望することができますよ。夜には別府の夜景が煌めいて見えて、さらに素敵な空間になっています。外からもアサヒビールのネオンが輝いてレトロな雰囲気が良いですよね。

 

展望台は景色を見るのはもちろん、完成当時の写真や別府タワーの歴史を知ることができる展示に加え、別府タワーのイメージキャラクターである別府三太郎グッズやお土産品などの販売や、フォトスポットもありました。

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レトロでどこか懐かしい記念メダルもありますよ。

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何より入場料は300円ですから、一度登ってみるのがおすすめです。

 

展望台は17階ですが、16階には展望ラウンジも。

夜景を眺めながらお酒を楽しむことができるラウンジです。展望台の営業が終わった後でも入ることができ、深夜1時まで営業しているので、昭和の雰囲気に浸りつつ、ロマンチックな夜を過ごしたい時に訪れてみたいスポットです。

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■別府タワー

所:別府市北浜3丁目10-2

TE L:0977-21-3939

料金:大人300円、小人(小中学生)100円

http://www.bepputower.co.jp/index.html

 


 

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