紅葉の名所! 夜神楽「水鏡」も必見!

2020/10/18

# 豊後大野市

■500本を超える広葉樹が迎える人気スポット

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秋になると公園の駐車場に入るまで渋滞するほど多くの観光客が訪れる、県内屈指の紅葉スポット「用作公園」。豊後大野市の朝地町にある自然豊かな公園です。

「ようさく」と読んでしまいそうですが、「ゆうじゃく」と読みますので、お間違いなく。

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「用作」とは、鎌倉時代にこの地の地頭であった志賀氏の「用作田(ようさくでん)」があったことに由来しているそう。

そのためこの場所には湧水が多く、湧水を利用した池が作られました。

それが、心字池(しんじいけ)と丹字池(たんじいけ)です。

北側にある心字池は、草書体の心を形取っていて円満な心を願い、南側にある丹字池は、真心、誠という意味が込められているそうですよ。

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紅葉シーズンになるとこの心字池と丹字池、2つの池を中心に、500本以上のモミジやカエデなどが真っ赤に色づき、辺り一面を赤と黄色で鮮やかに彩ります。

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見頃となる11月の中旬から下旬には、毎年「用作公園もみじ祭り」が開催され、週末や祝日の夜にはライトアップも開催(日没〜21時頃まで)されています。

神秘的な夜の風景も写真撮影にオススメです。

 

■見逃せない1日限りの特別イベント「水鏡」

「用作公園」の11月は見所満載! 祭りにライトアップなど様々な催しも必見ですが、見逃せないのが一夜限りのイベント「用作夜神楽 水鏡(みずかがみ)」。
心字池の水上に設けた特設の舞台で、神楽が披露される厳かなイベントなのです。

披露するのは朝地町の板井迫神明社神楽座と深山流朝地神楽保存会。赤く色づく高揚とともに勇壮な演舞も水面に映り、とても幻想的です。

気になる日程は豊後大野市朝地支所まで問い合わせを。

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■新緑の時期のオルレも人気!

紅葉スポットのイメージが強い「用作公園」ですが、九州オルレ・奥豊後コースのルートにも指定されており、青々とした緑が迎える新緑の時期に散策をするのもオススメです。

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オルレとは、韓国の済州島で生まれたトレッキングのこと。元々は済州島の方言で、「通りから家に通じる狭い路地」という意味があるそうですよ。そこから、豊かな自然や山々を五感で感じながら、自分のペースでゆっくりと楽しみ歩くトレッキングコースを指す総称として使われています。

 

九州オルレはその済州オルレの姉妹版。コースの要所に「カンセ」と言われる馬をモチーフにしたオブジェや赤と青のリボンなどの標識が設置されており、その目印に沿って歩いて行きます。

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「用作公園」を通る、九州オルレ・奥豊後コースはJR朝地駅を出発し、磨崖仏が有名な「普光寺」、「岡城跡」などを経て、竹田市にある「竹田温泉花水月」を目指す約12kmの中級者向けコース。

 

4〜5時間程度かかることもあり、初心者にはちょっぴりハードかもしれませんが、歴史が息づく自然の中を歩くと、心もリフレッシュできますよ。

 

ぜひ挑戦してみてください。

 

■元々は岡藩主の別荘地!

「用作公園」はもともと、江戸時代、岡藩主が家老であった中川平右衛門長伸に贈った別荘地。

岡藩の参勤交代の経路に位置していることもあり、藩主中川氏が参勤交代の途上などに立ち寄り休息するスポットであったとともに、豊後国岡藩竹田村(現竹田市)出身で南画家の田能村竹田や、大阪生まれの歴史家・頼山陽なども訪れ、岡藩の玄関、接客所としての役割を果たしていたと言われています。

 

現在はここを現在朝地町が管理し、別荘地の庭園を公園として解放しています。

年間を通じて多くの方が訪れますが、紅葉シーズンには約3万人もの観光客が押し寄せるそうです。人気のスポットですので、まだ訪れたことのない方はぜひ、歴史に思いを馳せながら、一度秋の紅葉狩りに訪れてみてください。

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■用作公園

大分県豊後大野市朝地町上尾塚