湯のまちが誇る、個性豊かな別府八湯(後編)

2019/12/15

# 別府市

湯のまちが誇る、個性豊かな別府八湯(後編)

東に別府湾、西に鶴見岳と、海と山に囲まれた別府市は、湯けむり漂う「日本一の温泉のまち」。源泉数、湧出量ともに日本一を誇り、国内にある源泉の約1割にあたる2200あまりもの源泉が別府にあるといわれています。そして泊まらなくても、ふらっと入浴だけできる施設もたくさんあり、気軽に立ち寄ることができるのが「別府八湯」。

 

前編に引き続き、“別府八湯”の温泉について紹介します!


 

■湯けむりが迎える・鉄輪温泉

あちらこちらから湯けむりが立ち上り、情緒ある雰囲気が漂う「鉄輪温泉」。メインストリートの「いでゆ坂」には昔ながらの宿や食事処、お土産物屋さんが並び、さらに無料の足湯や足蒸しのスポットも。散策するだけでも楽しめます。

「鉄輪温泉」は鎌倉時代「玖倍理湯の井」といわれた荒地獄を一遍上人が開発、その一遍上人創設の「むし湯」が目玉スポット。

ここのむし湯は1メートル四方の木戸の中に約8畳ほどの石室があり、温泉で熱せられた床の上には石菖(せきしょう)という薬草が敷きつめられていて、その上に横たわる岩盤浴のようなスタイル。温泉の熱でデトックスを体験できますよ。

 

鉄輪むし湯
住所:別府市鉄輪上1組
TEL:0977-67-3880
営:6:30~20:00(最終受付19:30)
休:第4木曜(※祝日の場合は営業、翌日休み)

 

■リゾートエリア・観海寺温泉

海抜150mの別府の高台にある「観海寺温泉」。温泉場としては鎌倉時代に発見され、江戸時代の豊後国志に「観海寺に行くには交通は極めて不便だが、景勝は壮観なので浴客が盛んに訪れている」と言われるほど、名前の通り別府湾を一望できる「観海寺温泉」エリアは、別府八湯のうちでも一番見晴らしが良いと言われています。

別府を代表する大型リゾートホテルが建つ場所でもあり、レジャー人気の高いエリアです。また地熱の利用も盛んで、照明や暖房等に活用しているホテルもあります。

 

■旅の疲れを癒す・堀田温泉

別府ICの周辺にある「堀田温泉郷」。湯治場として江戸時代に開かれ、その頃から「堀田温泉」と呼ばれるようになりました。豊富な温泉に恵まれていた堀田温泉郷は、湯布院・日田あるいは太宰府等へ通じる交通の要衝。今も昔も旅の疲れを癒す人たちで賑わっています。温泉郷の中でもおすすめなのが市営温泉の「堀田温泉」。湯の花が浮かぶ温泉を求めて、連日朝から多くの入湯客が訪れています。

 

堀田温
〒874-0831 別府市堀田2組
電話:0977-24-9418
営:6:30~22:30
休:第1水曜日(祝日の場合は翌日)

 

■傷直しの湯・柴石温泉

895年に醍醐天皇が、1044年には後冷泉天皇が病気治療のため湯治に訪れたと伝えられている、歴史ある「柴石温泉」。傷直しの湯としても知られ、多くの湯治客が訪れています。優れた自然景観で近くには森林遊歩道があるため、リフレッシュに最適。鉄輪・明礬と共に国民温泉保養地に指定されています。また平成9年には市営の「柴石温泉」が「ふれあい・やすらぎ温泉地」としてオープン。温度の違う2つの温泉や露天風呂・ 蒸し湯なども楽しめます。

 

柴石温泉
別府 市野田4組
電話:0977-67-4100
休:第2水曜(祝日の場合翌日)
【普通浴】7:00~20:00
【家族湯】9:00~20:00 (最終受付19:00)

 

■湯の花が舞う・明礬温泉

別府八湯の中で、最も標高が高い位置に湧く温泉地「明礬温泉」。硫黄の香りが漂う明礬エリアの湯は、白く濁った湯が特徴。藁葺き屋根の「湯の花小屋」では約300年に渡り、天然の薬用入浴剤「湯の花」を作り続けています。「湯の花」は薬用効果が高いと言われ、お土産にも人気。冬にはザボン湯が楽しめ、湯の香りと甘酸っぱい香りが鼻孔をくすぐり、肌もつるつるになると大好評です。

 

■目指せ、温泉名人!

それぞれのエリアによって個性豊かな温泉が湧く別府市。温泉巡りをもっと楽しむなら、約150の参加施設の中から88湯をめぐり、“別府八湯温泉名人”の称号を目指す「スパポート」(別府市観光協会にて販売)と呼ばれるスタンプ帳を使って、湯巡りを楽しんで見るのもおすすめ!別府を満喫しながら、温泉名人を極めてみては。