勇壮華麗な山鉾が勢ぞろい!「日田祇園祭」

2020/07/26

# 日田市

■ユネスコ無形文化遺産にも登録されたお祭り!

20200725_hitagionn01

毎年7月20日を過ぎた土・日曜の2日間で開催される「日田祇園祭」。2月の「天領日田ひなまつり」、5月の「日田川開き観光祭」、10月の「日田天領まつり・千年あかり」と並ぶ日田4大祭りの一つであり、祭りの一部である「日田祇園の曳山行事」は、国指定重要無形民俗文化財に指定され、2016年にはユネスコ無形文化遺産の「山・鉾・屋台行事」の一つにも登録された日田を代表する夏の伝統的な行事です。

 

 

■豪華絢爛な山鉾がずらり!「集団顔見世」

「日田祇園祭」は約300年続く歴史的なお祭り。疫病や風水害を払い安泰を祈念する祭りとして、現在まで受け継がれて来ました。
その祭りの魅力を伝えるために、「日田祇園祭」の2日前にはJR日田駅前に豪華絢爛な山鉾が勢ぞろいする「集団顔見世」が行われます。

20200725_hitagionn02

 

「集団顔見世」には豆田地区4基、隈・竹田地区4基の8基の山鉾と、平成になってから造られた平成山鉾が一同に集結。山鉾の人形と飾りは毎年作り変えられ、歌舞伎の一場面を切り取ったものが題材となっているそうです。

ちなみに一番大きな平成山鉾は高さ11メートル、重さは3トンから5トンにもなるのだとか!

20200725_hitagionn03

 

祇園祭当日はそれぞれの地区で巡行するため、一度に全ての山鉾を見ることができるのはこの日だけなのです。

夕暮れ時に山鉾の提灯が一斉にライトアップされると、観客からは歓声の声が上がり、煌びやかで勇壮な山鉾に魅了されます。

20200725_hitagionn04

また駅前では男衆による山鉾を方向転換する「腰切り」といわれる引き回しも披露され、多くの観光客で賑わう、夏の風物詩となっています。

20200725_hitagionn05

 

集団顔見世は平成29年九州北部豪雨の影響で一度中止されており、令和2年も新型コロナウイルス感染拡大の影響により3年ぶりの中止が決定しています。

 

 

■1年中山鉾に会える!「田祇園山鉾会館」

「日田祇園祭」は7月に一度だけ。でも山鉾は1年中見ることができます。

「日田祇園山鉾会館」は、平成8年に「国重要無形民族文化財指定」となった日田祇園の歴史的伝統文化の保存と祭りの振興を図ること目的として誕生しました。

1階の正面には高さ8mの大きな飾り山鉾が鎮座し、両脇には隈や竹田地区の山鉾が並びます。2階には300年以上続く祭りについての貴重な展示物や資料、保管物が飾られており、1年中、日田が誇る歴史的な祭り文化について触れることができます。

20200725_hitagionn07

 

 

■迫力満点の祭り本番!

「集団顔見世」の2日後に行われる「日田祇園祭」本番。疫病や風水害を払い安泰を祈念するこの祭りでは、勇壮な山鉾が、独特な音色をもつ日田祇園囃子と共に隈・竹田地区と豆田地区の両地区を巡行します。

20200725_hitagionn08

中でも国の指定重要無形民族文化財の指定を受けている祭りの一部「日田祇園の曳山行事」は、天領の町の狭い路地裏を男衆が山鉾を曳き、その勇ましさに多くの人々が魅了されます。

20200825_hitagionn09

昼間の巡行は「本曳き」と言われ、その勇ましさもまた見どころではあるのですが、やはり一番のメインは夜に山鉾の後ろに垂らした「見送り幕」という懸け幕をはずして提灯を下げ、ライトアップをする「晩山」。

20200725_hitagionn10

祭りを最高潮に盛り上げ、幻想的な姿は日田の暑い夏の始まりを告げるお馴染みの風景。

2020年は新型コロナウイルスに令和2年7月豪雨の影響もあり、多くの被害を受けた日田市。

疫病や風水害を払い安泰を祈願するという今こそ必要なお祭りが早く開催され、美しい日田の日常が戻ることを願います。

20200725_hitagionn11