防犯対策の心得 周辺環境をチェック
【防犯対策の心得】 周辺環境をチェック
物件周囲の治安の良し悪しは物件を借りるうえで、非常に気になる点かと思います。
慣れた土地であればある程度わかりますが、全く知らない土地では物件周囲の環境や治安状況はわかりません。
そのためには実際に物件周辺に行って、歩いて確認するとともに、可能なら昼間や夜で時間帯を変えてみて、環境がどう変わるかチェックしておくと良いでしょう。
物件周囲の環境、とりわけ職場から自宅までの環境、もしくは最寄り駅、最寄りバス停から自宅までの環境は十分に調べておく必要があります。
もし知り合いの方が該当地区に住んでいるならば、その方へ周辺環境の話を聞くのも一つの手段です。
ここでは、物件周囲の環境をチェックする際のポイントをまとめてみました。
1.最寄り駅前の雰囲気を確認
駅の出入り口によってにぎやかさは全く変わってくる場合があります。バス停やタクシー乗り場が多い出口の方が基本にぎわっているようです。
人のとおりが少ない暗い場所は避けるようにしましょう。
逆に飲食店が多い中心繁華街でにぎわっている所でも、時間帯によっては治安が悪化する懸念があるので要チェックです。
2.電車やバス、タクシー等公共交通の運行状況
車を利用する場合は別として公共交通を利用する場合は、電車やバスの運行時間帯、タクシーのつかまりやすさ等を調べておくとよいでしょう。
遅い時間に電車やバスがなく、やむなく歩いて夜道を帰らなければならない事態にならないようにしたいものです。
3.人通りや交通量の状況
人通りがどれくらいあるか、周辺の交通量も確認しておいた方がよいと思います。基本的には駅や中心街から遠くなるほど、人通りが少なくなるので、注意しましょう。
また、帰宅が遅くなるなら車を利用するなら良いですが、そうでない場合は駅やバス停から遠くて静かな場所より、人通りが多い道を通るようにした方が安全です。
駅やバス停から物件まで歩いてみて、途中に公園や広い駐車場等、夜間人気のない場所はないか確認しましょう。そのような場所は犯罪等の温床になりますので、なるべく避けて帰るようにしましょう。
4.避難場所の確認
物件周辺にスーパーやコンビニ、ファミレス等、深夜まで営業しているお店が物件周辺にあれば夜の帰り道も明るく比較的安全です。
また、いざという時には緊急の避難場所にもなるので良いかと思います。
5.暮らしたい街の治安を知る
今では街の過去の犯罪統計資料を各地域のホームページから見たり、ネットの掲示板等で情報をチェックすることもできます。
地域の安全を守るために防犯活動を行っている地域や、事件の発生状況をリアルタイムでメール配信している地域もあるようです。
これらの情報を十分に活用し、防犯対策に活かしていただければと思います。