美しき石垣が残る、難攻不落の山城「岡城跡」

2020/02/02

# 竹田市

■美しき石垣が残る、難攻不落の山城「岡城跡」

岡藩の城下町として栄えた竹田市。江戸時代から変わらない景観を残す「武家屋敷通り」や、瀧廉太郎や田能村竹田など文化人のゆかりの地としても知られる、歴史と文化が薫る町です。

この城下町を見下ろす山の上に立つのが「岡城」。現在は石垣のみが残る国指定史跡です。旅行サイト「トリップアドバイザー」が発表する「旅好きが選ぶ!日本の城ランキング 2018」で5位にランクイン。城跡部門では1位に輝き、さらに「最強の城」スペシャル第三弾(NHK総合)では「日本最強の城」に認定されるなど、天守はなくとも、世界でも人気の城跡なんです。

岡野城1

 

■西洋の雰囲気漂う、デザイン性の高い城

瀧廉太郎が「荒城の月」の構想を練った場所とも言われている「岡城」は大野川の支流、稲葉川と白滝川に挟まれた標高325mに位置し、広さは約100万㎡。東京ドーム約22個分の広さを誇る大きな山城です。

岡野城2

 

その歴史は、1185年、大野郡緒方荘の武将・緒方三郎惟栄(おがたさぶろうこれよし)が源頼朝と仲違いしていた弟の源義経を迎え入れようとして、築城したことに始まります。その後1594年に豊臣秀吉に命じられて竹田へ訪れた岡藩初代藩主・中川秀成(ひでしげ)によって拡張。現在残る城郭が出来上がりました。

岡野城3

 

「岡城」の魅力の一つは、城作りのデザイン性。

西洋の古城を連想させる大手門や、全国的にも珍しい「かまぼこ石」という班円柱状の石塁を作り、城の入り口に配置。登城道はくねくねと曲線を描く道になっており、さらに高度な技術が必要となる石垣の螺旋階段を作るなど、西洋風のデザインを取り入れた造りになっているのです。

岡野城4

 

また岡城の石垣を見ていくと、大小様々な石のサイズや積み方があることに気づきます。それは「岡城」が約20万年前に阿蘇山が噴火したことによる溶岩台地の上に建てられているからと言われています。加工しやすい火砕流で岩ができていたこと、また台風や地震など様々な災害に襲われてきた歴史を持つため、その度々で最新の技術を使い修復を繰り返してきたことからバリエーション豊かな石垣ができたのだとか!

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絢爛豪華な天守はないですが、石垣のデザインなどをゆっくり見ながら散策するのも、「岡城」の醍醐味です。

 

■春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雲海。

北はくじゅう連山、西は阿蘇山、南は祖母・傾山と、雄大な山々を望むことができる「岡城跡」は、1年を通して、様々な風景を楽しむことができます。

春には満開の桜が咲き誇り、夏にはまばゆいほど青々とした緑が迎え、秋には真っ赤に色づく紅葉が。冬の早朝には雲海が城跡を包み、幻想的な光景が広がります。

岡野城6

 

桜やフジ、アジサイ、彼岸花など四季折々の花が咲くので、季節の花を愛でに行くのもオススメです。

岡野城7

 

■登城記念に「御城印」をゲットしよう!

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「岡城跡」では、登城を記念して、御朱印ならぬ「御城印」の販売をスタートしています! ちなみに右側の御城印は岡藩主中川家の家紋が入った特別バージョン。特別版は2020年3月末までの期間限定販売とのことなので、気になる方はお早めに!

 

■大名行列が練り歩く「桜まつり」

毎年4月には「岡城桜まつり」が開催され、「日本桜名所100選」に選ばれた「岡城跡」には多くの観光客が訪れ、花見を楽しんでいます。祭のメインイベントは、「岡城跡」から城下町へと練り歩く大名行列。

また甲冑武者行列や鉄砲隊による火縄銃の演舞も開催。

まるでタイムスリップしたかのような1日を体験できますよ。

岡野城9

 

■岡城跡

〒878-0013 大分県竹田市大字竹田2889