自然を感じながら散策や絶景を望む、歴史深き「霊山寺」

2024/03/03

# 大分市

大分市中心地から車を走らせること約30分。緑深き「霊山(りょうぜん)」の中腹にある「霊山寺(りょうぜんじ)」は、大分市民をはじめ地元の人たちからは、絶景や美しい夜景スポットとしてイメージされている方も多いのではないでしょうか?

今回は、この「霊山寺」についてご紹介します。

 

 

1300年以上の歴史をもつ、格式高き寺

 

霊山寺02

 

「霊山寺」の創建は708年(和銅元年)。実に1300年以上もの歴史をもつ由緒ある、天台宗の寺です。その昔、寺のふもとにあった「稙田荘田尻村」に住んでいた豪族「七郎祐世」は狩りを好んでいたそうですが、ある夜、夢の中に現れた僧侶から「日頃の狩猟の殺生の罪は重いので早くその罪を消除するために山に登り観音像を礼拝し、精舎を建立せよ」とのお告げをうけ、登山をしたところ背丈1.8メートルの「十一面観音菩薩像」を発見。それ以来、彼は草堂を設け、観音菩薩像を安置すると、昼夜問わず不思議な霊験があらわれ、立派な精舎になったのだそうです。

 

さらに平安時代には、天台宗の開祖「最澄」をはじめ、弘法大師の「空海」や・慈覚大師「円仁」等が訪れ、814年に天台宗の寺院に。以来「修行寺」として栄え、多くの僧侶が修行のために霊山寺を訪れたといいます。

 

 

江戸の武将が寄進した山門や仁王門

 

源平争乱の時代に入ると、火事に見舞われ、霊山寺はご本尊の仮堂を残すのみで、廃寺に近い状態だったそうです。しかし寺の再建に尽力したのが、江戸を代表する大名であり、徳川家康の孫である松平忠直。松平氏により本堂や山門、仁王門、鐘楼が作られ、現在に至っているそうです。

山門は大分市指定重要文化財にもなっているほか、樹齢400年とも言われる杉の木は市の名木指定を受けています。

 

 

 

夫婦円満や良縁にもご利益のある、パワースポットも!

 

霊山寺03

 

寺の右手の山門から続く道は、大分市の「森林セラピーロード」にもなっており、のんびりとマイナスイオンを浴びながら散策を楽しむ人や、山頂を目指し登山へ向かう人もみられます。

また、歩いている途中で目に止まったのが「岩抱きのもみじ」。大きな岩の上に長い歳月をかけて、紅葉の木が根を張ったことから、こんな珍しい姿が見られるのだとか。この岩と樹木を見に訪れた夫婦やカップルは絆が深まり、また出会いを求める人には良縁に出会えるなどの言い伝えがある、パワースポットになっています。

 

 

鐘をつきながら、市街地を見渡す絶景も楽しめる

 

霊山寺04

 

さらに山道を進んだ先にあるのが「鐘楼(しゅろう)」です。この鐘は「平和の鐘」として日中は参拝者が自由につくことができます。目の前には大分市の大絶景が! 壮大な景色を眺めながら、鐘をついてみましょう。

 

 

「写経」や「座禅」体験や、セラピーロードとしても人気

 

霊山寺05

 

「夜景」「絶景」スポットのイメージが強い霊山寺ですが、実は本堂では写経や座禅が体験できます。どちらも1名各1000円で体験でき、この体験を目当てに訪れる人も多いのだとか。静かに心研ぎ澄まし、心身を整える貴重な体験もぜひ挑戦してみては?なお体験は予約制なので事前に連絡を入れることをお忘れなく。

 

 

 

 

■天台宗 飛来山 霊山寺

(てんだいしゅう ひらいざん りょうぜんじ)

大分市岡川855

 

 


 

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