省エネ生活のすすめ(キッチン編)
ほぼ毎日使うキッチンでは使用の仕方によって様々な節約が可能です。
家電製品の使い方・調理方法が節約のメインどころになってきますので、今回はその一部をご紹介させて頂きます。
■ガスコンロ
・名前の通りエネルギー源はガスで火を点ける物なので、如何に火を無駄にしないかがポイントになります。
炎が鍋の底からはみ出ない様に使用し(火が当たっていないはみ出てる部分はガスの無駄になります)調理器具は水滴をしっかり拭き取って使用する様にしましょう(調理器具の水滴を蒸発させる為のガスが無駄になります)
※一日約1円の節約で年間350円程の節約になります。
■電子レンジ
・コンロ調理だけではなく電子レンジでまかなえる部分を有効に使う事によって節約に繋がります。
どの様な仕様の仕方が一番良いか簡潔にご説明致します。
一般的な家庭にある電子レンジは500~600Wくらいの出力かと思います。
ですが、実際に動いている時には物を温める以外にも電気は使われるのでおよそ1000W程消費していると言われています。
一方ガスコンロの場合は弱火で1時間使うと約5円のガス代がかかります。
中火であれば弱火の4倍、強火であれば弱火の7倍のガス代がかかる事になります。
1時間使う時の光熱費の目安
•電子レンジ:約27円
•ガスコンロ(弱火):約5円
•ガスコンロ(中火):約20円
•ガスコンロ(強火):約35円
具体的に調理する場面を想定
ジャガイモ3個を加熱する場合‥‥
ジャガイモ3個調理する時の光熱費
•ガスコンロ:水から30分程、茹でる ガス代=約2.5円
•電子レンジ:5分の加熱する電気代=約2円
ジャガイモ3個を調理するという想定だと電子レンジの方が光熱費はわずかですが安いと言えます。
大量の食材を一度に調理したい場合はガスコンロで調理、少量の食材を加熱したい場合には電子レンジを活用するのが光熱費を節約するポイントになります。
また季節や調理方法によっても調理時間が変わりますので、より短時間で調理出来る方を選ぶ様にクセをつけるのがポイントです。
■冷蔵庫
・基本24時間365日通電している冷蔵庫、節約出来る金額も大きくなるのでメインの項目をご紹介させて頂きます。
①食品を詰め込み過ぎない様に注意して電気代を節約
冷蔵庫に食品を詰め込み過ぎてしまうと庫内の冷気の循環が悪くなってしまい、余計に電気代がかかってしまいます。
また冷蔵庫の中の見通しが悪くなる為、必要な物を探すのに時間がかかり開閉時間が長くなり、その分電気代がかかってしまう事があります。
冷蔵庫に食品を詰め込んだ場合と半分の場合を比較すると、半分に減らした場合に年間で43.8kWh節電出来るとされています。
※年間43.8kWhの節電で約1,182円の電気代節約が出来ます。
②設置方法の見直しで電気代を節約
冷蔵庫が壁や棚等にくっつきすぎていたり冷蔵庫と壁や棚の隙間に物が置かれていたりしてスペースがない状態だと、冷蔵庫の放熱が上手く出来ずに余計な電気代がかかってしまいます。
適切な放熱スペースを確保する事で、年間で45.08kWh節電出来るとされています。
※年間45.08kWhの節電で、約1,217円の電気代が節約出来ます。
③温度設定の調節で電気代を節約
冷蔵庫の温度設定を季節に合わせて変える事で電気代が節約出来ます。
環境省によると、設定温度を「強」から「中」にした場合、年間で61.7kWh節電出来るとされています。
※年間61.7kWhの節電で約1,665円の電気代節約が出来ます。
④古い冷蔵庫は買い替えで電気代を節約
最新の冷蔵庫は省エネなので、古い冷蔵庫を買い替えた場合の電気代節約効果は大きいです。
10年前の冷蔵庫を最新の物に買い替えると、電気代を年間約13,000円も節約出来る場合があります。