猫バスが止まる!? 人気アニメの舞台が里山に

2020/06/02

# 佐伯市

■ナゼそこに!? ととろのバス停

 誰もが一度は観たことがあるであろう国民的アニメ「となりのトトロ」。このアニメに出て来るトトロのバス停が、大分県にあるって知ってます? 今回は観光スポットとして脚光を浴びている佐伯市のバス停をご紹介!

 

バス停があるのは佐伯市宇目。

ここがトトロの舞台になった地・・・ではなく、“轟(ととろ)地区にあるバス停”であったことから「ととろのバス停」と言われるようになったのです。(ちなみに「となりのトトロ」のモデルになったのは埼玉県の所沢市なんだとか)。

「ととろのバス停」は今から約40年前、轟地区の方々によって作られました。かつては大分バスが運行していましたが、ダイヤ改正により現在は佐伯市のコミュニティバスの待合室として利用されています。

佐伯市トトロ1

しかし、ただのバス停である「ととろのバス停」。ここがなぜ今観光スポットとして多くの人が訪れるようになったかと言うと、アニメが公開されたのちに1人の女の子が母親と一緒に書いたトトロの絵を貼ったことがきっかけでした。

そこからトトロにまつわるイラストはもちろん、サツキとメイがバスを待つシーンの看板が置かれるようになったのです。これらは誰が置いたのか分からないまま、その後も完成度の高い作品が次々と置かれるようになりました。

さらに、この場所が「となりのトトロ」に出て来る森の雰囲気に似ていることから、SNSやマスコミで紹介され、トトロの世界に触れようと訪れる人が増えていったのです。

佐伯市トトロ2

 

 

■バス停の先に広がる「ととろの森」

トトロの世界はバス停だけでなく、その先にも広がっています。

「ととろのバス停」から少し歩くと出てくるのが「ととろの森」と呼ばれる小さな公園。

佐伯市トトロ3

小川に作られた橋を渡ると、かつてはバス停の方に設置されていた猫バスの看板が置かれています。こちらも誰が書いて誰が置いて行ったかも不明なのだとか。

猫バスの窓の部分から顔を出すことができる絶好のフォトスポットです。

佐伯市トトロ4

小川の周りにはセメントで作られた小さなトトロがたくさん並んでいます。これは近所に住むご家族が作りはじめたそう。この小さなトトロたちのお腹には願い事が書かれているものもあり、どうやら神社の絵馬のような役割をしているようです。

佐伯市トトロ5

樫の木にもたくさんのトトロが並んでおり、これがまたジブリの雰囲気を彷彿とさせるロケーションになっています。

一つ一つ表情が異なるたくさんのミニトトロがとても可愛いですよね。

佐伯市トトロ6

 

ここには所々にトトロに関する看板やイラストがあるので、子どもたちと一緒に「歩こう♪歩こう♪」と歌を口ずさみながら、歩いて回ってみると楽しいですよ。

■トトロより大きな、唄げんか大橋

せっかく「ととろの森」まで足を伸ばしたならば、併せて訪れておきたい場所が、「ととろの森」から車で約5分のところにある「唄げんか大橋」。

佐伯市トトロ7

大分県と宮崎県の県境近くにあり、地元の民謡「宇目の唄げんか」にちなんで命名されました。

逆Y字型の2本の塔と、そこから扇状に100本のケーブルが張られた橋は、幾何学的な造形美が美しいと建築の観点からも高い評価を得ています。

また周囲には豊かな緑が包み、橋の下に広がる湖面との対比が美しく、近くからみてもその姿は圧巻です。

佐伯市トトロ8

 

「唄げんか大橋」の隣にある「道の駅 宇目」には、レストランや直売所があり、ドライブの一息つける場所になっています。

佐伯市トトロ8

中でもからあげやマロンソフトが人気でテイクアウトして唄げんか大橋を眺めながら食べるのも風情があっていいですね。

 

子どもの頃に憧れた物語へワープできる「ととろのバス停」や「ととろの森」に加え、美しい景観が楽しめる「唄げんか大橋」など、宇目には非日常の世界に浸れる空気が広がっています。

自然豊かな人里離れた場所へ旅に出たい、そんなときには、ぜひトトロに会いに宇目へでかけてみませんか。

 

■ととろのバス停・ととろの森

佐伯市宇目大字南田原轟

 

■唄げんか大橋

佐伯市宇目大字南田原