城下町・臼杵の「二王座の坂」を歩きながら「雛めぐり」を楽しむ

臼杵を散策するうえで、はずせないのが城下町。見どころはたくさんありますが、「二王座歴史の道」と呼ばれている界隈にある二王座の坂は、江戸時代の風情を感じる、石畳の美しい坂道です。
「二王座」はその昔、阿蘇山の火山灰が固まってできた凝灰岩の丘で、あちこちの岩を削り取って開通した道といわれています。
二王座周辺は、狭い路地のあちこちに、どっしりとした佇まいの武家屋敷跡や、白壁の土蔵、由緒ある寺院などが連なり、まるで時代劇のセットのような雰囲気を醸し出しています。はるか昔、武士や商人たちが往来し活気に満ちあふれていたその場所は訪れる人々を魅了しています。また、これまで映画やドラマのロケ地にもなった場所でもあり、美しい景観は、多くの映像作品の舞台にもなったようです。
晴れた日の二王座の坂も素敵ですが、個人的には雨が降った後、石畳が雨に濡れたしっぽりとした雰囲気もまた味わいがあってオススメです。
城下町風情たっぷりな「旧真光寺」
訪れた人によっては「ここが一番臼杵の城下町の風情を感じられるかも!」というのが旧真光寺です。「切り通し」と呼ばれる臼杵の城下町を代表する景観として知られており、平成5年には、国の都市景観100選にも選ばれているのだそう。1716年に建てられた寺は現在、廃寺となっていますが、無料の休憩所として利用されています。特にこちらの寺の2階から見下ろす二王座の坂の風景は、「これぞ城下町の風景」という眺めを楽しめ、多くの観光客を魅了し、いにしえの風景に心が癒されます。
紙製のお雛さまが愛らしい「うすき雛めぐり」
散策した当日は、「うすき雛めぐり」が行われていました。
臼杵のお雛さまについて少々紐解いてみると、天保の改革の時代、臼杵藩の「質素倹約」の精神により、人々は紙で作ったお雛さましか飾ることが許されていなかったそうです。その当時のお雛さまは残っていませんが臼杵独自の文化を受け継ぎ、今も紙製の立雛を街のあちこちでお目にかかることができます。華やかに展示されたお雛さまは、どれも美しく見ごたえのあるものばかり。ひと足先に、春の訪れを感じさせてくれました。
この日は、先ほど触れた「旧真光寺」のほか、臼杵の観光拠点や情報を得られる「臼杵市観光交流プラザ」、「久家の大蔵」などに展示されているお雛さまを見学。どれも愛らしい表情を見せていました。
「うすき雛めぐり」は毎年2月上旬〜3月上旬頃に開催されているようです。事前に展示されている場所をチェックして、雛めぐりをゆっくりと楽しんでみてくださいね。
■二王座歴史の道
臼杵市二王座
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